2008年3月3日月曜日

Xbox 360 関連記事

「後藤弘茂のWeekly海外ニュース」でXbox 360関連の記事が2つ掲載されています。

Wiiに逆転されたXbox 360の巻き返し戦略
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/0228/kaigai422.htm

このまま、WiiがPS2のように累計1億台も出てしまうと、いくらWiiのコンピューティングパワーやグラフィックス解像度が弱いとはいえ、数の力で、 Wiiが家庭のコンピューティングプラットフォームとして定着してしまう。すると、ニンテンドーDSのように、その上で、非ゲームも含めてさまざまなコンテンツが充実するようになり、Microsoftの狙う場所をWiiに占められてしまう恐れがある。
こうした状況で、MicrosoftがXbox 360活性化のために取った手は何だったのか。
GDCでMicrosoftが発表したのは、『ゲーム配布の民主化(Democratizing Game Distribution)』だ。簡単に言うと「Xbox 360に向けて、アマチュアプログラマが自分たちで作ったゲームをネットワーク経由で配布する手軽な手段を提供すること」となる。


Webの成功図式をゲームに持ち込むXbox 360の戦略
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/0229/kaigai423.htm

MicrosoftのXNA Game Studioとゲーム開発オープン化戦略は、日本だとあまりピンと来ないかもしれない。しかし、欧米では、それなりの鍵となる戦略だ。
まず、欧米は、日本と較べてホリデープログラマの人口が圧倒的に多い。そうしたプログラマコミュニティにとって、XNA Game Studioは魅力的に映る。そして“マイファーストゲームデベロップメント”がXNA Game Studio上だったアマチュアプログラマにとって、馴染みのあるゲーミングプラットフォームはMicrosoftのものになる。Microsoftは、自社ゲームプラットフォームの、将来のプログラマ層を育てていることになる。
Microsoftはゲーム開発を改革する大きな構想を数年前に立て、それに沿ってXbox 360やXNAを段階的に推進しつつある。そのため、戦略の軸は定まっており、ブレが少ない。しかし、構想自体が大きく、目標とする地点が遠いため、まだ、Microsoftは時間が必要だ。そして、戦略の土台としてXboxファミリハードの普及を促したいが、それは、現時点では100点満点までは行っていない。

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